日々是気付

でっかくて長いひとりごと。自己満。

演出の視点から見るなにとも 〜その1〜


そう、この公演が実は一般販売のみだったということを、最近知ったのである。

まじかよ……


わたしは何と言っても演出厨であるので、きっと本人たちも相当こだわったのであろう演出という視点からこの公演を勝手に解釈したい。
このクセほんま直さなあかんのだけど、ひとつひとつ書いていてすんげぇ長いのでご了承ください…笑

長くなりすぎそうなので前半と後半で分けてみました。その1です。
もちろんのことネタバレしていますのでご承知くださいませね。







1.Long story
焦らすこともなく幕がサッと上がったことに、また違った感動を覚えた。
「7」という形でデビューすることを発表したなにわ侍の第2幕は、誰もが待ちわびたその瞬間を大切にするように幕がゆっくりと上がっていた。

幕が上がって見えたのは彼らの凛々しい姿。全員が前を向いてスポットライトを浴びて、歌い踊り、感謝を伝えようとする姿を見れば、改めてこの7人でデビューできたのだということだけを感じて、泣けて来さえする。全員揃いの黒燕尾のステージ衣装にシンプルな照明。ダンスの激しいフォーメーション移動はなく、とてもシンプルに仕上げた幕開けに、彼らの強い決意を感じた。

2.ええじゃないか
メンバーカラーのロングジャケット、みなさんお気づきだろうけれどもなにわ侍の1幕ラストで着ていたものに装飾を施したものである。淳太くんによると、メンバーカラーは事務所のお偉いさんに決めてもらったそうで、しっくりくるメンバーとそうでないメンバーがいたという。まぁそりゃそうだ。しかし、それすらもデビューの特権だと分かっているのか、誇らしげな表情をしているように見えた。
あと!!!後ろの舞台が回転して出てきたセットに取り付けられた7匹の龍!!!!!!!なんとこちらメンバーカラーになっている。芸が細かい!!!

3.浪速一等賞
とにかく笑う。とにかく動く。とにかく煽る。そこに居ることが本当に幸せだと言わんばかりにはじける笑顔には、本当に救われるものだ。
とくに大きな演出があるわけではないが、メンバーの仲の良さが存分に伝わる楽曲のひとつである。

4.その先へ…
ここでこの曲持ってくるんほんま狡いよな…?
わたしは、この曲があまり好きではなかった。というのも、明らかに4と3に分かれているからである。しかし、この曲には彼らの決意や覚悟がつまっているのだと思い直した。それは、それぞれの思いがこめられた歌割り。
最初、舞台上には4人だけが残り、1番を歌い上げる。ここで印象的だったのが、舞台上には4人しかいないのにスポットライトは7つあること。細かいところにまで7にこだわる、彼ららしい。2番になると、ステージが回転して3人が現れる。3人だけのステージになる。この瞬間、何かが変わった気がした。3人でも画は成立する。曲としても成立する。そういった、彼らなりの意思表示のように、わたしは捉えている。

5.バンザイ夢マンサイ!
この衣装初めて見たんですけど?????なぜこんなにも良質な衣装隠し持っている???ん???
衣装の付属品の多さと質は比例するものだというのがわたしの持論である。無駄なひらひら?大歓迎!!!それが着る者の動きを大きく優雅に見せるひとつの大事なポイントでもあるのだ。ゴテゴテのチェーンや暑苦しいファー?最高か!!!それが着る者の力強さを表し、気高さを表現するのだ。

6.粉もん
この曲の立ち位置を完全に掴んだのだろうなと思った。
盛り上がるしフリも簡単だし、何より本人たちがものまねしたり変なトーンで歌ってみたりとアレンジしまくっている。
アレンジするというのは引き出しの多さがモノを言うと思っているのだが、それがまさにこの曲である。毎回同じではつまらない。ならばどうするか。自分たちの引き出しを増やすしかないのだ。そういう意味では、この曲毎回楽しみなのである。当初はそんなこと思いもしなかったが、これは彼らの実力によって曲が育っているということではないか。
最高かよ!!!!!!!

道頓堀1丁目中間んちものがたり
この新喜劇風コントに、外部の方によるしっかりとした脚本があったことに驚いた。質がどうとかそういう話ではなく、外部の方に依頼をし、書いてもらうという贅沢な過程を踏んだことに、デビューということの重大さを感じた。そういえばなにわ侍のコントは自分たちで書いていたはず。大きな大きな成長である。

内容は…まぁとりあえず見てください笑。
腹抱えて笑う案件多すぎ。突っ込む案件多すぎ。みんなまるっと愛おしいぜジャニーズWEST

7.LET'S GO WEST〜KANSAI‼︎〜
舞台セットの中で着替える者あり歌う者ありメイク落とす者あり、舞台転換しながらのスムーズな場面転換がなされている。とにかくツッコミどころ満載なわけだが、演出という視点で見るととても賢い。普通ならば舞台袖でやることを、せっかく組まれたセットの中でもできるのならやってしまおうという大胆な発想であるが、そのおかげで舞台上の空気をほとんど壊すことなくコントから曲へとつなげている。おまけに、この公演にはJr.も一切つかず7人しか出ていないことから、舞台上に一人も残らないとなると映像や照明で場つなぎするしかない。しかしそれが何度も重なると、せっかく作り上げた流れを断ち切ってしまうことになる。それをしないための大胆な発想。これも、幾多の経験を積んできた彼らの実力ありきの演出である。


とりあえずここまでで一旦休憩。
次へ続きます〜

前半で一番泣きそうになった神山くんのお顔置いときますね…!!!




んんんんんんんんん好きだ(頭抱)

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